１日でできる腹式呼吸法

ここでは、どんな素人であったとしても、
そしてどんなに音痴であったとしても、
簡単にマスターできる腹式呼吸法をお話しします。

この方法は、某大学教授が２年間の月日をかけて、
基礎的な呼吸法から研究して成果を挙げた方法です。

あなたがこの方法を使うことで、
早ければ１日で腹式呼吸法を
マスターすることができます。


私の発声練習とこの呼吸法を実践することで、
あなたの音痴克服がさらに現実的になりので、
じっくりとこれから先を読み進めてください。

ではなぜ腹式呼吸をマスターすることが、
音痴克服に繋がるのかをお話しします。

なぜ腹式呼吸なのか

腹式呼吸をせず、普段話しをするのと同じように
胸式呼吸で歌うための発声をしてしまうと、
音痴は治らず、上手く歌えないという事実があります。

腹式呼吸をマスターする理由には、

・喉を痛めない。
・良く通る声になる
・音程が狂いにくくなる

とても大事な要素が含まれています。

そもそも、音痴の人は苦しそうに歌う人が多い、
ということが大学教授の調査で判明しています。

腹式呼吸をマスターすれば楽に声が出せるので、
歌声が上手に聞こえるようになります。


もちろん音痴を克服するためにも大事なことなので、
しっかり理解をして、練習をしましょう！


ではこれから腹式呼吸をマスターするための
シンプルで具体的な方法をお話ししていきます。

とても効果的な方法なので、
ぜひ参考にしてください。

ステップ１．全身チェック

まず、姿見など全身が映る大きな鏡や、
姿が映るガラスの前に立って下さい。

そして、深呼吸をしながら
上半身のチェックをします。

１．）首から胸までの間
２．）肋骨の下から下腹部までの間 　

あなたはどちらが、大きく反応していますか？


◆首から胸までの間が大きく反応

首が細くなって筋が浮き出たり、肩や胸が上下、
又は前後に動いてしまう方が、1のケースです。

普段している呼吸と比べてみてください。
不自然な感じがしませんか？

そう、これは呼吸が浅い証拠なのです。

つまり、呼吸を入れるタンクの
容量が小さいということです。

つまり「深呼吸という意識」では体の上半身の内、
肺から上だけしか使っていない、ということです。

ですが、ここでは呼吸の浅さが問題ではありません。
問題はその『不自然さ』にあるのです。

人はみな、呼吸する力を生まれ持っています。
何も特別なことではありません。

歌うと喉が痛くなったり、声が枯れたりする原因は
不自然な深呼吸と同じようなことを無意識のうちに
してしまっている、そのように考えられます。

どうでしょうか？
間違った呼吸法をしていませんでしたか？


◆肋骨の下から下腹部までの間

息を吸う時この部分が張り出し、吐く時にはへこみ、
なおかつ上記の１．のような反応が無ければ、
あなたは正しい呼吸法を習得しています。

これはお腹と背中の筋肉で、肺には収まり切れない
くらいの呼吸が、横隔膜まで押し広げてるためです。

つまり、呼吸を入れるタンクの
容量が大きいということです。

ですが油断はなりません。

たいていの人は無意識の内に、１．と２．の
両方が動いてしまっているものなのです。

もし両方が動いているようであれば、２．の意識で
肩の力を抜いて呼吸をしてみるようにしてください。

ステップ２．腹式呼吸法をマスター

肋骨の下から下腹部までの間が大きく反応する呼吸法
が自然な呼吸法であるということをお話ししました。

実はこれが腹式呼吸の基礎になります。

ではこれから肋骨の下から下腹部までの間が大きく
反応する呼吸法をマスターする方法をお話しします。


１．）息を吐く

お腹に手を当て、息をゆっくりと吐いていきます。
ポイントは、お腹をへこませていく感じです。


２．）すぐに息は吸わない

これ以上息が出ない、というところまで息を吐き
切っても、すぐには息を吸ってはいけません。

そのまま息を止め、苦しくなるまで我慢しましょう。

これが、腹式呼吸の大きなポイントになります。


３．）お腹から緩める

我慢ができないところまできたら、口から息を吸う
のではなく、まずはお腹をゆっくりと緩めていきます。

そうする事で、口を開いただけでも自然と
息が入ってくるのが分かるようになります。


いかがでしょうか？
すごくシンプルな方法で、
腹式呼吸をマスターできます。